気がついたらAdobe Illustrator2024に寸法線ツールが増えてた
パッケージ制作に重宝する「寸法ツール」がイラレの2024に入ってた！！
箱、パッケージを作る仕事で展開図の「寸法」は大切な要素です。
普段から営業は、お見積りの際に箱の展開図の寸法に合わせて最適な紙の規格サイズを選びます。
見積を加工業者さんに頼む際は簡単な展開図と最低でも縦、横の寸法をillustratorで書きこんでPDFにして、見積依頼しますが、
・お客様から見積もり依頼で来たデータでサイズ表記がない時。
・形状がややこしい図などでサックマシーン（糊貼り機）を通るかわからん図とか。
書き出すときりがないので・・・まぁ、いろいろ寸法線って重要です。
日頃、他所から来た展開図のデータは大概、PDFやAiなどのファイルなのでCADで開けるようにDXF等に変換してる手間よりイラストレータで自力で書きこんだほうが早いのでした。
それ以外にも寸法線が引けるjava scriptや有償・無償のプラグインもありましたが、スクリプトはアクションに登録できないので使いにくく。プラグインは大概、使いやすいのは有償なので、結局人力でやってました。
そんな中、ふとgoogle検索。
Adobe illustrator 2024から寸法ツールが・・・と引っ掛かりました。
とうとう搭載されました。というか、去年の末には出てたそうで、早速、24をインストール！。
そして、画面がこんな感じです。
グラデーションとスポイトの間に新しいアイコンが増えてました。ツール名はシンプルに「寸法」。
とりあえず、試しに使ってみました。
①②最初は長さ寸法ツール。始点と終点をクリック。
③するとピンクの線が上下にスライドできるので、引出線を配置したいところまでドラッグ＆
④クリック。すごい簡単に寸法線が引けました。
さらに一番右の寸法ツールオプションで寸法線の矢印の大きさ、太さ、形状を変更。フォントのサイズや種類も変更できる便利さ。
※画面はかなり、寸法線に向かないフォントにしてしまいました・・・。
さらに「角度寸法」ツール、パスで引かれたコーナーを押すと角度の寸法が出ます。
そして、「径寸法ツール」、丸いパスの半径過直径を出せます。
しかし、欠点が「パスデータ」しか測れないので手書きの画像とかには、トレスしてパスにしないと使えないです。
最後に、今回とりあげた「引出線ツール」ですが、なぜ今ごろ搭載されたのかよくわかりませんが、便利になったので良かったです。
あとはillustratorで要望といえば、CADのファイルを開いたときに
バージョンによって処理が違ってる点ですが、それは又の機会に取り上げようと思います。
あっ・・・ちなみに当社からお送りする展開図は、寸法入ってます。
おまけですが、引出線のフォントは活きてますので、別レイヤーに置いてるとアウトライン化するのを忘れがちです。当社ではデザイン以外の所でフォントがアウトライン化されてなくても問題なく進めますが、印刷会社によっては特に問題無くても再入稿を促す会社もありますのでご注意ください。
文字のアウトライン化する方法について詳しくは下記を参照ください。
文字のアウトライン化する方法
